野菜をおいしく食べるためのドレッシング
昭和初期の日本、西洋料理が一般的ではない時代。
料理長をムッシューやシェフと呼ばず、「親方」と呼んでいた頃。
外国からの来賓や皇族をもてなす金谷ホテルで味作りの研鑽をしていた男がいました。
ビッグシェフグループ創業者である「藤咲信次」。
金谷ホテルからアメリカン倶楽部へ。
禁酒法時代のアメリカでは料理にお酒が使えませんでしたが、
お酒を使えるアメリカン倶楽部の料理は本国に比べて大変良い味付けをしていたというのが当時の実情のようです。
アラスカ、フロリダグリルを経て、戦後はアメリカ軍の調理場の責任者をしたこともありました。30人を指揮し、一食1000人分を用意していたそうです。
東京オリンピックの宿舎で料理長を務めたこともありました。
立つ場所は変われど、何も変わらなかったもの。
それは、ずっとずっと「美味しい」を求め続けたこと。
いつだか、サラダに手作りのドレッシングをかけて提供したことがありました。
サラダがおいしく食べられると、お客様に大変喜ばれました。
彼は「これをもっと広めよう」と思ったのでありました。
百貨店などの売り場で、その場で作って瓶詰めして販売をしていたこともあります。
じきに自社工場での製造・販売も開始。
ドレッシングのメインの材料はすりおろした野菜で、たまねぎが多く使われています。
たまねぎの甘み・旨みは西洋料理では「出汁」のような重要な存在です。
弊社のドレッシング作りは、たまねぎを加工するところから始まります。
手間はかかりますが、おいしさのためには手間を惜しむわけにはいきません。
また、「要冷蔵」であることも美味しさのポイント。
作ってそのまま、鮮度を落とさず冷蔵でご家庭にお届けしているため、「レストランの味」「我々のお届けしたい味」を再現できていると思います。
お客様においしい状態でドレッシングを召し上がっていただくための工夫の一つです。